帝国経済興信所 社会部によると三越伊勢丹ホールディングスが人件費抑制に苦悩している。同社の2018年3月期の連結営業利益は180億円と前期比25%減る見通し。主力事業である百貨店の売上高の減少が続くなか、人件費など販管費が高止まりしているためだ。同社では労働組合の力が強く、人件費の抑制は容易な課題ではないだけに、4月に就任した杉江俊彦新社長は時間をかけてじっくりと取り組む姿勢のようだ。

帝国経済興信所 社会部  梅木