セブン&アイ・ホールディングスは2日、2016年2月期の連結営業利益が前期比9%増の3730億円になる見通しだと発表した。5期連続で過去最高を更新する。主力のコンビニエンスストア事業では、店頭で抽出するいれたてコーヒーや高品質のプライベートブランド(PB=自主企画)商品の販売を伸ばす。好調な業績が続いていることから、年間配当は前期比4円増の77円と6期連続の増配を見込む。

売上高にあたる営業収益は6%増の6兆4000億円、純利益は12%増の1930億円の見通し。部門別の営業利益では、コンビニエンスストア事業は7%増の2960億円。新規出店を増やすことで収益拡大を狙う。ATMの設置台数も増やし、金融関連事業は6%増の500億円を目指す。