ソフトバンクグループは22日、都内で定時株主総会を開いた。開始直後、取締役の退任を前日発表したニケシュ・アローラ副社長が登壇。「孫社長は(ここ数年の間に買収した海外企業の)若い経営者と会ううちに、若返ってきた。これからも(ソフトバンクの経営を)リードできる人だと信じている」と述べ、孫社長続投の決断を支持した。

アローラ氏は2015年から代表権を持つ取締役副社長として海外事業を取り仕切ってきた。企業買収の実績を振り返り、「孫社長からは、変革に対する種まきをするという仕事を与えられた。ソフトバンクが今後、成長するための基盤を作れたと自負している」と話し、円満退社を強調した。