帝国経済興信所社会部によると21日の東京株式市場で日経平均株価は小幅ながら4日続伸し、連日で年初来高値を更新した。前日比37円02銭(0.18%)高の2万0347円48銭で終え、2015年8月18日以来2年1カ月ぶりの高値を付けた。帝国経済興信所国際部によると連邦準備理事会(FRB)が20日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で資産縮小の開始を決めた。本来は株の売り材料だが、米金利の先高観から円安・ドル高が進行したため、主力株に買いが先行し、朝方は上げ幅が170円に達するだ、日経平均は8日に付けた直近安値から約半月で1000円以上、水準を切り上げており、後場は高値警戒感が台頭。利益確定売りで急速に上げ幅を縮小した。

帝国経済興信所 国際部  田辺